「和歌祭」にマツケン吉宗 白馬にまたがり渡御

和歌祭の大名行列に登場する松平健さん(和歌山市提供)
和歌祭の大名行列に登場する松平健さん(和歌山市提供)

紀州徳川家ゆかりの紀州東照宮(和歌山市)の伝統行事「和歌祭(わかまつり)」の創始400年を記念する「和歌祭四百年式年大祭」が15日、紀州東照宮や和歌山城周辺を会場に開催される。時代劇シリーズ「暴れん坊将軍」で主演した俳優、松平健さんが8代将軍・徳川吉宗役として白馬にまたがり登場する大名行列や、「株」と呼ばれる地元の芸技集団が雑賀踊などを披露する渡御(とぎょ)行列などを予定しており、大祭を盛り上げる。

和歌祭は、紀州徳川家の祖・徳川頼宣(よりのぶ)が紀州東照宮を創建した翌年の江戸時代の元和8(1622)年、父・徳川家康の霊を慰め、天下泰平を願う行事として始まった。

紀州東照宮の石段を駆け下りる勇壮な「神輿おろし」(和歌山市提供)
紀州東照宮の石段を駆け下りる勇壮な「神輿おろし」(和歌山市提供)

例年5月に地元の和歌祭保存会が中心となって開催してきたが、一昨年と昨年は新型コロナウイルスの影響で関係者による神事のみとなり、主要行事は中止された。

今年は創始400年の節目となるため、新型コロナの感染対策を徹底し、紀州東照宮や和歌山城周辺で開催することにした。

当日は午前8時、神輿(みこし)を担いで紀州東照宮の108段の階段を駆け下りる勇壮な「神輿おろし」で開幕。従来の担ぎ手に加え、大学生や高校生がリレー形式で神輿をかつぎ、和歌山城まで運ぶ。

正午には、腰元(こしもと)や巫女(みこ)、笛吹(ふえふき)などでつくる芸技集団の「株」が、それぞれ技を披露する「渡御行列」の開幕を告げる「渡御始め式」を、和歌山城に近い商業施設フォルテワジマ(本町)前で開催。

渡御行列は午後0時15分~2時半、フォルテワジマ前から市役所前まで移動。色鮮やかな時代衣装姿で市街地を通り抜ける。

松平健さんは、渡御行列を先導する大名行列に、時代劇の衣装で白馬にまたがり登場する。大名行列を率いる紀州藩主役として、公募で選ばれた市立宮小学校2年、森長遥海(はるみ)さんが参加する予定だ。

渡御行列が市役所前に到着後、和歌山城の西の丸広場で「渡御納め式」を予定している。

新型コロナの感染防止に向け、渡御行列の芸技集団では、それぞれの責任者が参加者に本番の2週間前から検温記録を求めるなど、一連の行事では対策を徹底する。

紀州東照宮の西川秀大宮司は「人々の平和な暮らしを願う例大祭の400年の節目の年で、和歌山で誇れる伝統行事をより広く知ってもらえる機会になれば」と話している。

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