町議会が議案可決 誤給付の4630万円、返還求め提訴へ

誤入金問題について動画で謝罪、説明する山口県阿武町の花田憲彦町長(同町ホームページから)
誤入金問題について動画で謝罪、説明する山口県阿武町の花田憲彦町長(同町ホームページから)

山口県阿武町は12日、住民税非課税の463世帯を対象とした新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を、誤って1世帯に振り込んで回収できなくなった問題で、この世帯に全額の返還を求めて提訴する方針を町議会に諮った。関連議案は同日、全会一致で可決された。

町によると、世帯主は返還を拒否し「入金されたお金は口座から動かし、戻せない。罪は償う」と説明した後、連絡が取れなくなったという。町は「不当利得の返還」を求める内容で提訴する。

給付金は1世帯当たり10万円。町が463世帯に10万円ずつを振り込んで正規の手続きを終えた後の4月6日、町職員が1世帯の世帯主の名前と4630万円の金額が記載された振込依頼書1通を町役場で印刷して作成し、金融機関に提出した。同8日に全額が1世帯に振り込まれた。

この1世帯は全463世帯の名簿の一番上に記載され、振込依頼書は町役場のシステム上、名簿の一番上の世帯しか記載されない仕組みになっていた。

4630万円「返還拒否」は罪に問えない?後味悪い給付金誤入金

会員限定記事会員サービス詳細