山梨山中で発見の骨、不明女児の母親との親子関係「矛盾なし」

捜索に向かう捜査車両=10日午前8時54分、山梨県道志村
捜索に向かう捜査車両=10日午前8時54分、山梨県道志村

山梨県道志村の山中で見つかった人骨の一部について、県警は12日、別のDNA型鑑定の結果から、令和元年9月に近くのキャンプ場に家族と訪れて行方不明となった当時小学1年だった千葉県成田市の小倉美咲さんの母親との親子関係について「矛盾はない」との見解を明らかにした。県警は事件と事故の両面で調べている。

捜査関係者によると、骨は頭の骨の一部で、美咲さんの捜索ボランティアの40代男性が4月23日、キャンプ場の東約600メートルの山道脇の枯れ沢で見つけた。

その後、県警の捜索で美咲さんが当時履いていたものと酷似した靴や靴下が見つかったほか、今月4日には、黒い長袖ハイネックのシャツと肩甲骨とみられる一部も発見された。

県警は細胞核のDNAを抽出する、個人を識別できる精度の高い一般的なDNA型鑑定を実施。だが、頭の一部は数センチ四方で劣化も激しいことなどから細胞核のDNAを抽出できなかった。このため、肩甲骨のDNA型鑑定を実施するとともに、頭の骨は、抽出量が微量でも、母親との親子関係が確認できるミトコンドリアDNA型の鑑定に切り替えていた。

骨やシャツなどは、大雨時以外は水が引く、枯れ沢の腐葉土の下から発見された。県警は人為的に埋められた可能性は低いとみており、事件と事故の両面で調べを進めるとともに、残る骨などの捜索を続ける。

美咲さんは元年9月21日に、家族や知人らとキャンプ場を訪れた。21日午後3時40分ごろ、先に沢に遊びに向かった友人らを1人で追いかけたまま、行方不明となった。最後に目撃された際は、西の方向に向かったとされており、骨が見つかった場所の方角とは、反対になるという。

会員限定記事会員サービス詳細