北による拉致の可能性を排除できない男性、国内で見つかる 新潟県警発表

新潟県警本部
新潟県警本部

昭和52年に行方不明になり、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者とされた男性が国内で発見され、新潟県警外事課は12日、拉致されていなかったことが分かったと発表した。

この男性は星野茂敏さん(71)=行方不明当時(26)。国鉄(当時)に勤務していた星野さんは52年3月、「同県佐渡市の実家に帰る」と職場の同僚に言い残して新潟市内の寮を出たまま行方不明になっていた。家族から行方不明者の届け出が出され、県警が捜査を続けていた。

県警は発見に至った経緯や発見場所などについて、プライバシーにかかわるとして公表していない。

星野さんの発見により、県警が扱っている北による拉致の可能性を排除できない行方不明者は44人になった。

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