しながわ水族館リニューアルへ イルカ展示は廃止

しながわ水族館でのイルカたちがショーの練習=東京都品川区(三尾郁恵撮影)
しながわ水族館でのイルカたちがショーの練習=東京都品川区(三尾郁恵撮影)

東京都品川区は、老朽化が進んだ「しながわ水族館」をリニューアルすると発表した。イルカのショーで知られる同水族館だが、リニューアル後はイルカの展示は行わない方針。現在の建物は取り壊し、近くに新たな施設を建てる。区は、5年後の完成をめどに、今後具体的な計画案を策定していくとしている。

同水族館は、しながわ区民公園内で平成3年に開館。都内初となるイルカショーを導入したことで話題を呼んだ。しかし、昨年で開館から30年となり、水槽の水漏れや配管の劣化など施設の老朽化が進行。近年は来館者数が減少していることなども踏まえ、区はリニューアルに踏み切ることを決めた。

開館当時は同水族館の代表的な展示だったイルカだが、基本構想では、近年の海洋哺乳類を取り巻く状況の変化や、高い飼育費用分の集客効果が期待できないなどの理由から、リニューアル後は展示を廃止するという。

リニューアル後の新水族館は、しながわ区民公園南側の人工湖「勝島の海」周辺に建設が予定されている。来年度には運営管理事業者や設計業者の選定に入り、令和9年度末にオープンの見込み。現在の水族館は、現時点では8年度いっぱいまでは通常通り営業を続ける予定。

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