岸田文雄首相は12日、東京都内で全国民生委員児童委員連合会会長らと車座で意見交換し、子育て交流サロンを視察した。終了後、首相は国会審議中の「こども家庭庁」設置関連法案について「ぜひ成立させてほしい。子供たちや子育て世代への支援を充実していきたい」と記者団に述べた。こども家庭庁発足後、全国に「こども家庭センター」を設け、子育て世帯への訪問事業を実施する考えも示した。
意見交換では、新型コロナウイルス禍で複雑化する家庭への支援に関する課題や支援拡充に向けた学校との連携の必要性を訴える声が上がった。首相は「(民生委員らの)活動をどのように応援できるか考えていかなければならない」と述べた。
12日は「民生委員・児童委員の日」で、12~18日は活動強化週間と位置付けられている。