日産、3年ぶり黒字転換 2155億円、円安寄与

日産自動車のロゴ(佐藤徳昭撮影)
日産自動車のロゴ(佐藤徳昭撮影)

日産自動車が12日発表した令和4年3月期連結決算は、最終損益が2155億円の黒字(前期は4486億円の赤字)となった。黒字は3年ぶり。米国市場での値引き販売の抑制や円安が寄与した。売上高は前期比7・1%増の8兆4245億円だった。

半導体の供給不足による販売台数の減少や原材料価格高騰の影響を受けたものの、対ドル、対ユーロで円安が進んだことを背景に収益状況が改善。保有していたドイツ自動車大手ダイムラーの株式の売却益も黒字化に貢献した。米国での需給の逼迫(ひっぱく)などにより、値引き原資となる販売奨励金が減少したことも利益率の向上につながった。

5年3月期の連結業績予想は、売上高が18・7%増の10兆円、最終利益は30・4%減の1500億円を見込んだ。原材料価格などの高騰が2570億円の減益要因になると想定。一方、円安は500億円の増益要因になると見込んだ。

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