歩車分離式信号、正しく横断を 埼玉県警が呼び掛け

歩車分離式の信号がある横断歩道の脇で、渡り方について説明を受ける通行人=12日午後、埼玉県新座市(星直人撮影)
歩車分離式の信号がある横断歩道の脇で、渡り方について説明を受ける通行人=12日午後、埼玉県新座市(星直人撮影)

歩行者が巻き込まれる交通事故を減らすため、車両の通過と歩行者の横断が同時にならないように設計された「歩車分離式信号」が埼玉県新座市東北の交差点に新設され、県警新座署員らが12日、正しい渡り方などを通行人に呼び掛けた。

活動は、歩車分離式信号の設置を知らない近隣住民が多いことなどを受けて実施した。自転車を降りないまま横断歩道を渡る人も多いため、新たな信号になったのを機に徹底を図るという狙いもある。

通行人に資料を手渡しながら呼び掛けを行った風間康男署長は「正しい利用方法を周知し、自転車による歩行者妨害などを減らしたい」と強調した。説明を受けた近くの大学の女子学生(19)は「信号が替わったことに気付かなかった。自転車は降りて押して通行したい」と話した。(星直人)

会員限定記事会員サービス詳細