潰れた自民党「法案」 埼玉で復活か
昨年5月、自民党で検討されていた「LGBT理解増進法案」に対し異論が続出し、国会提出が見送られたことは記憶に新しい。わかりやすく説明すれば、身体は男性でも、自分で女性であると認識(性自認)するならば、周りの者は、その人が銭湯で女湯に入ることを認めなければ「差別」と非難されてしまうというのが「法案」の論理だった。この種の問題は、一般の人たちを「差別」と糾弾するのではなく、より慎重に議論することが重要であり、「法案」が潰れるのはやむを得ないことだった。
しかし今、この「法案」の焼き直しのような「性の多様性に係る理解増進に関する条例(仮称)」の制定が、埼玉県議会で進められている。