親ロシア派地域でガス無断「抜き取り」か ウクライナ国営企業、経由の供給停止

ロシア政府系のガスプロムのロゴ=3月31日、ロシア・サンクトペテルブルク(ロイター=共同)
ロシア政府系のガスプロムのロゴ=3月31日、ロシア・サンクトペテルブルク(ロイター=共同)

ロイター通信などによると、ロシアの天然ガスをパイプラインで欧州向けに送っているウクライナ国営「ガス輸送システム」は10日、ロシア軍と親ロ派部隊がほぼ全域を掌握しつつあるウクライナ東部ルガンスク州内のガス圧縮施設を経由する輸送を11日から停止すると表明した。同社幹部は、親ロ派が無断でガスの抜き取りを始めたためと説明した。

この圧縮施設でのガス受け入れを止める。施設を通じたガス輸送量はウクライナ経由で欧州に送られる全体の3分の1に当たり、欧州向け供給に影響が出る恐れがある。

「ガス輸送システム」はロシア政府系のガスプロムに対し「不可抗力でガス受け入れができなくなった」と説明し、別ルートでガスを送るよう要請した。

タス通信によると、ガスプロムのクプリヤノフ報道官は10日「不可抗力との根拠は示されていない」と指摘し、別ルートへの全量振り向けは技術的に不可能だと表明。ガスプロムは全ての契約義務を履行していると強調した。(共同)

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