軍事クーデターに揺れるミャンマーの現状を一コマの風刺漫画で伝える「WART展~私たちはミャンマーを忘れない」が大阪市北区西天満の大阪現代画廊で開かれている。14日まで、入場無料。
漫画の力でミャンマーを支援する団体「WART」の主催で、会場では国内外の漫画家26人の風刺漫画48点を展示。兵士の脳が銃の形をした「思考停止」、国旗が炎で分断されて焼け跡から司令官の横顔が浮かぶ「燃やし続ける男」など平和への強いメッセージを示した作品が並ぶ。
京都精華大名誉教授でWARTメンバーの篠原ユキオさん(73)は「ミャンマーでは無差別殺戮(さつりく)や街への破壊行為が続いているが、日本人にはあまり知られていない。展示会を通じて少しでも関心を持ってくれれば」と話した。