プロ野球ソフトバンクの東浜巨(ひがしはま・なお)投手(31)が11日、福岡市のペイペイドームで行われた西武7回戦で無安打無得点試合を達成した。4月10日にロッテの佐々木朗希投手(20)に続く史上84人目、95度目の快挙となった。
東浜は「疲れました。でもこんな気持ちのいい疲れは久しぶりです。まさか自分ができるとは思ってもなかった。なんかまだ信じられないです」と心境を口にした。
自身のピッチングについては「ストライク先行でどんどんいって、打線も調子がいいのでいい形で攻撃につなげていこうと毎イニング(マウンドに)上がっていた。思ったよりも変化球でつれていたかな。要所で真っすぐもしっかり投げられていたのがよかったのかな」と納得の表情だった。
最終回までは意識しないようにしていたといい、「最終回にマウンドに立つとき、これまでにないくらい緊張したくらいで、それまでは意識していなかった」と振り返った。
プロ10年目の今季は2桁勝利を目標に掲げていた。「プロに入って完封や完投をもっともっとやっていきたい。まだまだ(シーズンは)序盤。ここから熱い戦いがいっぱいあるので、そこでしっかり自分の仕事ができるように挑戦していきたい」と表情を引き締めた。