岸田文雄首相は11日、自民、公明両党有志による「法の支配を推進するため、司法外交を展開する議員連盟」の上川陽子会長(自民)と官邸で会談した。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、国際秩序の再構築を政府に求める提言を受け取った。「法を無視する国がある。法の支配確立の努力は重要だ」と述べた。
議連の北側一雄会長代行(公明)はウクライナに支援対策本部を設置するよう提案。首相は「中長期的にしっかり取り組まなければならない」と前向きな姿勢を示した。
提言は、ロシアの戦争犯罪を追及する国際刑事裁判所(ICC)への積極的な協力や、国連安全保障理事会改革への指導力発揮などを要請した。