東京都東村山市の2階建て住宅で9日未明、住人の酒井巌さん(65)ら親子4人が死亡した火災で、出火前に心中をほのめかすメールが警視庁に送られていたことが11日、同庁東村山署への取材で分かった。酒井さん側から送信されたとみて署が調べている。
署によると、メールは火災が起こる直前に警視庁のホームページにある情報提供窓口に送られた。「心中」や「放火」の他、酒井さんの住所とみられる文言があったという。
火災は同市多摩湖町の酒井さん方で発生。4人は2階の寝室から救助されたが、病院で死亡した。4人に目立った外傷はなかった。火元とみられる1階玄関付近で灯油の成分が検出されており、署が経緯を調べている。