南米パラグアイで組織犯罪捜査などで知られていたマルセロ・ペチ検事が10日、新婚旅行中のコロンビア北部カルタヘナ近くの島で何者かに撃たれ死亡した。国内外のメディアが報じた。
妊娠中の妻とホテルのプライベートビーチにいたところ、水上バイクに乗った2人組に撃たれて死亡した。妻は無事。コロンビアのメディアは犯罪組織による犯行との見方を伝え、捜査にコロンビアとパラグアイのほか米国も加わると伝えた。
パラグアイのアブド・ベニテス大統領はツイッターで「ひきょうな殺害」と非難し「組織犯罪との闘いを一層強化する」と述べた。
検事は麻薬犯罪やマネーロンダリング(資金洗浄)の捜査を手がけていた。2020年にサッカー元ブラジル代表のロナウジーニョ氏が偽造パスポートでパラグアイに入国し逮捕された際も担当だった。(共同)