サクランボ収穫前に防犯強化呼びかけ 山形

JA山形中央会は11日、サクランボなど農作物の盗難が昨年多発したことから、「農作物盗難防止対策会議」を山形市内で開き、関係機関で協力し、自主防犯対策の強化を呼び掛けていくことを決めた。

県内では昨年、天童市、東根市など4市1町で7件、280キロのサクランボの盗難事案が発生、被害額は149万1500円に及んだ。このほかスイカやブドウなどの盗難事例があったと報告された。

会議には県警や県、県内のJAが参加。県警生活安全部の担当者は、盗難発生時には簡易に県警に通報できる「やまがた110ネットワーク」と、盗難に抑止効果のある「青色防犯パトロールカー(青パト)」の拡充を求めた。

続いて犯罪や交通事故の解決に役立つ、ドライブレコーダーなどの画像を警察に提供する「天童見守りパートナーズ」が紹介され、天童市の担当者は「農作物の盗難防止にも応用できる」と説明。山形署生活安全課の担当者は「被害が判明したら、その場から110番通報をお願いしたい。警察官が臨場しやすくなる」とし、いずれも関係機関と連動した自主防犯対策の必要性を訴えた。

JA山形中央会の折原敬一代表理事会長は「昨年はサクランボの生産量が少なく盗難事案が多数発生した。盗難防止は生産者だけではできず、関係機関やマスコミなどと協力して盗難防止をなくしていきたい」と強調した。

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