L・クラフチュク氏が死去 ウクライナ初代大統領

ウクライナの首都キーウで演説する初代大統領のレオニード・クラフチュク氏=2019年1月(AP=共同)
ウクライナの首都キーウで演説する初代大統領のレオニード・クラフチュク氏=2019年1月(AP=共同)

ウクライナ初代大統領のレオニード・クラフチュク氏が10日死去した。ウクライナメディアが伝えた。88歳だった。昨年6月に心臓の手術を受け、病床にあった。

旧ソ連末期の1991年12月1日に初代大統領に当選。保守派の反対を押し切って核放棄を決めた。同8日、エリツィン・ロシア大統領(当時)らと、ソ連消滅と独立国家共同体(CIS)創設で合意した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「自由の価値を知っていた。心からウクライナの平和を望んでいた」と哀悼の意を表した。

34年、旧ソ連ウクライナ共和国ロブノ州生まれ。キーウ大卒。共和国共産党の要職を歴任し、90年に共和国最高会議議長。94年の大統領選決選投票で、核兵器放棄に慎重な姿勢を取ったクチマ元首相に敗れた。94~2006年最高会議議員を務めた。(共同)

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