浪速風

言論の自由を考える

ウクライナ侵略でロシアの言論統制・封殺が行われている今だからこそ、注目したい催しがある。「古都・京の記憶に残すべき戦時の日仏交流」。15日にロマン・ロラン研究所(京都市左京区)が、アンスティチュ・フランセ関西稲畑ホール(同)で行うトークと詩の朗読会である

▶ロランは、反ファシズムを貫いたフランスの作家で、高村光太郎、倉田百三らと交友があり、昭和46年、仏文学者の宮本正清(故人)が同研究所を設立した。宮本がロランに共鳴したのは、立命館大教授だった20年6月、京都府警に突然連行され、終戦まで拘束された経験があるからだ

▶反戦思想を持っている疑いだけで拷問され、食事は1日握り飯1個。牢獄では虱(しらみ)による出血でシャツが真っ赤に染まった。そんな日本に二度としないという思いを宮本は詩集『焼き殺されたいとし子らへ』に込めた。会では、その朗読やヱイ子夫人らによるトークが行われる。午後2時から。入場自由。

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