独創的な技術や商品開発を進める企業の交流団体「関西中堅企業の会」(幹事=西村賢太・三和実業常務取締役)の5月講演会が10日、大阪市内で開かれ、サッカーJリーグ1部(J1)セレッソ大阪の森島寛晃社長が「大阪といえばセレッソ大阪、と言われるクラブを目指して」と題して講演した。
森島氏は平成3年に前身のヤンマーディーゼルサッカー部に入部し、日本代表でも活躍。18年の現役生活を同クラブ一筋で過ごし、「ミスターセレッソ」と呼ばれた。
引退後はクラブのアンバサダーなどを経て、30年から社長を務めている。組織内での立場が大きく変わるなか、経営者として「いかにセレッソを応援してもらえるかを考えるようになった」と説明。香川真司選手や南野拓実選手ら日本代表の主力を輩出したことも紹介し「どんどん人を育てるクラブになっていきたい」と今後の展望を語った。