産経ポッドキャスト「おしんブームが残したもの」 ナレーションは河合美智子

「学生の頃、朝ドラは登校前の時計代わり、生活の一部でした」と語る女優の河合美智子(斉藤佳憲撮影)
「学生の頃、朝ドラは登校前の時計代わり、生活の一部でした」と語る女優の河合美智子(斉藤佳憲撮影)

女優の河合美智子が、産経新聞の音声コンテンツ「産経Podcast」(ポッドキャスト)で、戦後史開封「おしんブームが残したもの」のナレーションを務めている。「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」である昭和58年度のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の「おしん」に、人々が投影したものを振り返る内容だ。平成8年度後期の「ふたりっ子」を含め、4作もの朝ドラに出演している河合は「朝ドラは特別なもの」と語る。

「人見知りなので、一期一会(いちごいちえ)のドラマの撮影は苦手でしたが、朝ドラは8カ月~1年4カ月かけて、丁寧に登場人物の心情を追いかけ撮影する。ほかのドラマにはない醍醐味(だいごみ)がある」という。「ふたりっ子」では、通天閣の歌姫と呼ばれる演歌歌手「オーロラ輝子」として出演。主人公たちの父親と駆け落ちするスキャンダラスな展開が注目を集めた。人気はドラマを飛び越え、現実でも劇中の持ち歌「夫婦(めおと)みち」が大ヒット。翌年の紅白歌合戦にもオーロラ輝子として出演し一躍、時の人となった。

その人気ぶりは、放送中に大阪市内を歩いていたら、見知らぬ老婦人から「光一さん(主人公たちの父)を(家族に)早く返してあげて」とすがられるほど。「その時は、頭の中で放送期間を計算して『あと3週間くらいで返します』と返事した」と笑う。

「いいですよね、朝ドラ。毎日毎日、皆が見ている朝の15分だと思う」。

ヒットした朝ドラには、オーロラ輝子を演じた河合のように、強烈な印象を残す俳優が必ず出演している。今回の題材である「おしん」では、おしんを演じた小林綾子、田中裕子、乙羽(おとわ)信子や、その母を演じた泉ピン子などだ。

番組はアジアや中東などでも放送され、世界中で愛された。今回の収録で知ったこととして、「エジプトでは日本人女性の代名詞が『おしん』だそう。その国の言葉にまで影響を与えるなんて」と驚く。

コンテンツでは、「おしん」の裏話や当時の人気ぶりについても語られる。「あのとてつもないドラマの魅力を、私の声で表現できれば」と笑顔で意気込んだ。(三宅令)

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