101歳が撮影した昭和の街並み 大阪・茨木市で写真展

昭和のまちの風景を撮影してきた田村文男さん=大阪府茨木市
昭和のまちの風景を撮影してきた田村文男さん=大阪府茨木市

大阪府茨木市内の男性が60年以上前から撮影してきた風景を集めた「写真で見る昭和の茨木」展が、同市立文化財資料館で開かれている。令和の現在と比較できる写真もそろえており、住宅都市として発展してきたまちの移り変わりがわかる。

撮影したのは田村文男さん(101)。カメラは戦前の昭和15年ごろからたしなみ、そのときどきのまちの風景を写真に残すことが「歴史を刻むことになる」との思いで、同市に移り住んだ34年ごろから、愛車を走らせ、撮影を続けてきたという。

同展では、田村さんの昭和時代の写真と比べられるよう、現在の風景を市職員が撮影。同市松下町に40年代にあった松下電器産業(現パナソニック)の工場が、現在は「アマゾン」の物流センターになっている状況や、工事中の現市役所の横に旧市役所がある風景など懐かしさをよみがえらせてくれる。

「昔はフィルムが高かったから、風景写真を撮影する人は少なかった」と振り返る田村さん。市内をまわっては撮影日時を記録していったという。数年前には高齢から外出もままならなくなり、撮影するのも難しくなったことで、これまでに撮りだめた写真データを同資料館に提供した。

田村さんは「茨木はとても住みやすいまち。風景は変わっても、そのことは今も昔も変わりません」と話している。

30日まで(火曜休館)、入場無料。問い合わせは同資料館(072・634・3433)。

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