熊への警戒呼びかけ 石川県、ブナ開花状況から予測

民家のウッドデッキで横たわるクマ(兵庫県佐用町提供)
民家のウッドデッキで横たわるクマ(兵庫県佐用町提供)

石川県は10日、今秋以降にツキノワグマと人が遭遇する危険性が高まるとして「出没警戒準備情報」を出した。4月のブナ開花状況調査で、主な餌となる実の凶作が予想されるため。県によると、開花調査で熊の出没を予測する手法は全国的に珍しいという。令和3年の導入以降、発令は初めて。

この日は県庁で自治体や猟友会との連絡会議が開かれ、県の担当者が準備情報を説明。人的被害を防ぐため、熊の餌になる栗や柿の早期収穫や、捕獲用のおりの設置を呼びかけた。

ブナの実が凶作だった2年は、県内で熊による人身被害が15件発生。加賀市中心部の大型商業施設に熊が侵入する騒動も起きた。3年はブナの実が豊作だったため、県は警戒準備情報は出さず、人的被害もなかったという。

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