FRB、米経済悪化を警戒 物価高や金利、混乱要因に

米首都ワシントンにある米連邦準備制度理事会(FRB)本部(共同)
米首都ワシントンにある米連邦準備制度理事会(FRB)本部(共同)

米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は9日、半年に1度の金融安定報告書を公表した。物価高や米金利上昇、ロシアのウクライナ侵攻などが金融市場の混乱要因だと指摘。新型コロナウイルス流行初期といった例ほどではないものの「突然の著しい悪化リスクは、通常より高い」と警戒感を示した。

米国では3月の消費者物価指数が前年同月に比べて8・5%上昇。40年3カ月ぶりの上昇率を記録し、FRBが大幅な利上げに踏み切っている。報告書では予想を超えたさらなる物価高騰や、それに対応するためのFRBの追加利上げで米国内のさまざまな金利が急上昇する事態を懸念。家計や企業の資金調達への支障が大きく「米経済や金融システムのリスク」になると分析した。特に経済活動の停滞を伴う展開に警戒を示した。(共同)

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