旧こどもの城の改修、見送り 東京都

東京都は、子供の遊び場などとして利用された旧国立児童館「こどもの城」(渋谷区)を改修し、「都民の城(仮称)」にリノベーションする計画を見送る方針を明らかにした。改修費用に147億円かかるにも関わらず、別の再開発計画との関係で「都民の城」の利用期間が数年にとどまる可能性があり、有識者会議から中止を求める意見が出ていた。

都をめぐっては令和2年、施設を人材育成の拠点などとなる「都民の城」に改修し、一時利用する計画を策定。一方で、これとは別に11年以降に、周辺の都有地を含む一体を再開発する構想も決定していた。

ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で昨年8月以降、施設は臨時の医療施設として活用。都は設置期間を令和5年までと想定している。

現状を踏まえ、都の有識者会議は4月25日、改修をしても再開発計画実施までの「都民の城」の利用期間が短期間となるとして、計画を取りやめるよう求める意見が出た。

都は計画見直しに伴い、地元の渋谷区を交えた検討会を新たに設置。より具体的な活用方法などについて議論するという。

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