不正取引で東レに損害、元社員を逮捕 2億5千万円着服か

東レの本社が入る日本橋三井タワー=東京・日本橋室町 
東レの本社が入る日本橋三井タワー=東京・日本橋室町 

繊維メーカー大手「東レ」(東京)の商品を納入する際、不正取引で差額の着服を繰り返し、会社に約1200万円の損害を与えたとして、大阪府警捜査2課などは10日、背任容疑で東レ大阪本社元社員、峰真吾容疑者(43)=名古屋市千種区菊坂町=を逮捕した。東レの社内調査で確認された着服総額は約2億5千万円に上っており、府警は全容解明を進める。

府警や東レによると、峰容疑者は平成28年から原糸の営業を担当する部署に所属。東京国税局の調査で不正が発覚し、昨年4月に懲戒解雇されていた。

逮捕容疑は31年3月~令和元年8月、取引先に糸加工を業務委託した際、加工代金を水増し請求させるなどして差額を着服。東レに約1240万円の損害を与えたとしている。

府警によると、峰容疑者は代金の差額を取引先から自身の口座に振り込ませており、容疑を認めている。着服した金は競馬などの遊興費に充てていたという。

東レは「本件を真摯(しんし)に受け止め、再発防止を徹底していく」とコメントした。

会員限定記事会員サービス詳細