日本維新の会の松井一郎代表は9日、自民党の茂木敏充幹事長が街頭演説で維新について「身内に甘い政党だ」と批判したことを受け、「ペラペラの軽い幹事長だ」と反発した。夏の参院選を見据え、自民との対決姿勢を強めた。
茂木氏は8日、大阪市内で街頭演説し、維新を創設した橋下徹氏を念頭に「創設者は(ウクライナ情勢をめぐり)ロシア寄りの発言を繰り返している。残念ながら維新の国会議員は何も言えない。身を切る改革ではなく、身内に甘い政党だ」と批判した。
これに対し、松井氏は9日、大阪市役所で記者団に橋下氏は公人ではないとして「与党の幹事長が民間人の発言や言論を弾圧するのか。大自民党の幹事長が薄っぺらい」と皮肉った。その上で「(橋下氏は)コメンテーターとして批判は自分で受けている」と反論した。