市民90人避難の学校攻撃「愕然としている」 国連事務総長

8日、ウクライナ東部ルガンスク州で、学校への攻撃を受け、現場近くで活動する救急隊員(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)
8日、ウクライナ東部ルガンスク州で、学校への攻撃を受け、現場近くで活動する救急隊員(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)

【ニューヨーク=平田雄介】国連のグテレス事務総長は8日、ロシアが侵攻したウクライナ東部ルガンスク州ビロホリフカで7日、約90人が避難している学校が攻撃されたとの報道に関し「愕然(がくぜん)としている」との声明を発表した。

声明は、「戦争で最も高い代償を払うのは一般市民だ。市民と民間施設を狙った攻撃は常に避けられなければならない」と改めて強調した。「国連は戦争で打撃を受けた人々への支援を続けていく」とも述べた。

ウクライナ南東部マリウポリの損壊した建物とアゾフスターリ製鉄所(奥)=7日(タス=共同)
ウクライナ南東部マリウポリの損壊した建物とアゾフスターリ製鉄所(奥)=7日(タス=共同)

また、東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所などから民間人を退避させる作戦で、新たに170人を超える市民が8日、国連と赤十字国際委員会(ICRC)の支援を受けて南部ザポロジエに到着したと明らかにした。退避中、戦闘を休止したロシアとウクライナの指導者に謝意を示した。

グテレス氏とプーチン露大統領との原則合意に基づき始まった一連の退避作戦で救出した市民は600人を超えたとしている。

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