「早寝早起き朝ごはん」和歌山の中学が推進校に

「早寝早起き朝ごはん」推進校事業に取り組む上秋津中学校=和歌山県田辺市
「早寝早起き朝ごはん」推進校事業に取り組む上秋津中学校=和歌山県田辺市

子供たちの規則正しい生活を目指す「早寝早起き朝ごはん」の運動の一環として進められている国立青少年教育振興機構(東京)の「推進校事業」に、和歌山県の田辺市立上秋津中学校(同市上秋津、全校生徒72人)が取り組むことになった。同校生徒はスマートフォン(スマホ)などに使う時間が長いといった課題があり、講演会や標語作成などを通して意識を高め、アンケートで成果をみる。期間は今年4月から来年2月まで。

「早寝早起き朝ごはん」の運動は、民間団体でつくる全国協議会が平成18年に設立され、スタート。機構が事務局となっており、29年度から中学校などを対象に、生活習慣向上のための調査・研究を行う「推進校」を公募し、委託している。

田辺市教育委員会が応募し、上秋津中を選んだ。事業費は約77万円で、機構が負担している。

市教委によると、同校では、学校のアンケートなどから、「スマホとゲームの時間が家庭学習の倍以上」「保護者とスマホの約束事を決めていないか決めていても守っていない生徒が半数以上」「ゲームに依存し寝不足になっている生徒もいる」などの課題が明らかになっていた。

事業はこうした課題を解決するために、会員制交流サイト(SNS)の危険性などの情報モラル教育や食育の講演会を生徒、保護者それぞれで開催。また生徒が標語作成に挑み、優秀作品を地域に掲示するほか、生徒会がスマホの使い方ルールを定める。アンケートを4回実施する予定で、課題がどれだけ改善されたかを調べる。

市教委学校教育課の担当者は「スマホの使い方のルールを身につけてほしい」とし、「子供だけでなく保護者とともに課題解決を図りたい」と話している。

県教委によると、「推進校事業」は県内ではこれまで、日高町、かつらぎ町、湯浅町でも実施され、積極的に推進されている。

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