「全て崩れ落ち暗闇に」 露軍が学校空爆、60人死亡

8日、ウクライナ東部ルガンスク州で、学校への攻撃でがれきの下敷きとなった男性を救助する救急隊員(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)
8日、ウクライナ東部ルガンスク州で、学校への攻撃でがれきの下敷きとなった男性を救助する救急隊員(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)

ウクライナのゼレンスキー大統領は8日夜、東部ルガンスク州ビロホリフカの学校が7日にロシア軍の空爆を受け、避難していた約60人が死亡したと述べた。

ルガンスク州のガイダイ知事によると、空爆された学校には約90人が避難しており、約60人はがれきの下敷きになった。30人が救出された。空爆後、しばらく火災が続いたという。国連のグテレス事務総長は、空爆に「がくぜんとしている」とする声明を発表した。

8日、ウクライナ東部ルガンスク州で、学校への攻撃を受け、消火活動に当たる救急隊員(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)
8日、ウクライナ東部ルガンスク州で、学校への攻撃を受け、消火活動に当たる救急隊員(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)

原形なく、一面にがれき

学校だったはずの建物は原形をとどめず、煙がくすぶる一面のがれきの中で救急隊が捜索を続けた。ウクライナ東部ルガンスク州で7日にロシア軍の空爆を受けた現場。地下室にいたという生存者の男性は米CNNテレビに「全てが崩れ落ち、暗闇になった」と振り返った。

学校は2月のロシア軍のウクライナ侵攻後、避難者を受け入れていたという。現場にいた女性(57)は米メディアに「何が起きたのか分からなかった」と話した。

ルガンスク州のガイダイ知事は、約60人ががれきの下敷きとなったが、絶え間ない砲撃が生存者の捜索を「不可能」にしたと批判した。消火作業には4時間を要したと述べた。

国連でウクライナ危機調整官を務めるアワド氏は「この戦争の残忍さをまた思い知らされた」とし、民間人への攻撃をやめるよう訴えた。(共同)

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