鹿児島県・奄美大島の宇検村で、カッパに似た奄美の妖怪「ケンムン」を活用した観光キャンペーンが本格化した。4月開館の観光交流施設「ケンムンの館」を拠点に、第1弾は村内に6体あるケンムン像を巡って答えを見つけ出す謎解き。村は自然の大切さを伝える妖怪を通じ、観光振興や村の知名度向上を図る。
村内に点在する像の脇に立つ看板から特定の文字を拾い6字の言葉を完成させるゲームで、6月26日締め切り。正解者は記念品の他、特産品などが当たる抽選の参加権を得られる。
キャンペーン初日の5月1日、元山公知村長は「見えないもの(妖怪)を感じる観光こそ持続可能な観光だ」とPR。
家族5人で参加した奄美市の友原吾朗さん(39)は「大好きなケンムンを子どもたちに探してもらえて思い出になった」と笑顔を見せた。