ウクライナ避難民母子が秋田入り 民間支援団体が受け入れ

秋田市でタクシー運転手をするウクライナ人のサンガル・ナターリアさんから出迎えの花束を贈られホッとした表情のタチアナ・リチンスカヤさん(左)=9日、秋田空港
秋田市でタクシー運転手をするウクライナ人のサンガル・ナターリアさんから出迎えの花束を贈られホッとした表情のタチアナ・リチンスカヤさん(左)=9日、秋田空港

ロシアによる侵攻に伴うウクライナ避難民の母子2人が9日、受け入れ先の秋田県大仙市の宿泊施設に入った。温泉につかるなどして1カ月以上に及んだ逃避行の疲れを癒した。秋田県での受け入れは初めて。

2人は同国西部フメリニツキー州からポーランドのワルシャワ経由で避難したタチアナ・リチンスカヤさん(41)と、娘のマリアさん(12)。

チェルノブイリ原発事故を機にウクライナ支援を30年以上続ける大仙市の会社社長、佐々木正光さん(71)が支援チームを組織して受け入れた。佐々木さんと羽田発の飛行機で秋田空港に着いたタチアナさんは「バスでワルシャワに着いて1カ月待機し、ようやく日本に迎え入れていただき安心しました。一日も早くウクライナに平和が戻ってほしい」と述べ、日本語で「ドウモアリガトウゴザイマス」と感謝を表した。

大仙市では、佐々木さんが経営する奥羽山荘などで1週間ほど過ごした後、会社の寮に移る予定。平成18年に民俗舞踊団の一員として来日経験があるタチアナさんは「生活のために早く働きたい」といい、マリアさんは大仙市の公立校に通う見通し。

ウクライナ避難民の受け入れについて佐竹敬久知事は「県としても生活や就業・就学など積極的に支援したい」と表明している。

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