大阪市が撤去した道路照明灯の電気料金を関西電力に過払いしていた問題で、大阪市の松井一郎市長は9日、返還に応じてもらえない場合は法的措置を検討すると明らかにした。市役所で記者団に「返してもらいたいが、関電側は行政側にチェックミスがあるということ。司法に判断してもらうことになる」と述べた。
過払いについては「行政のチェック体制がしっかりしていなかった。非常に反省している」と陳謝した。市によると、過払いは令和2年度の1年間で約470万円に上り、他の年度を含めた総額を調査中という。
大阪府でも府道の電気料金で1億円余りの過払いが判明。今月6日時点で返還の合意は約1700万円分にとどまっており、同様に法的措置を検討するとしている。