ドイツ北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州議選が8日投開票され、選管の暫定最終結果によると、メルケル前首相の保守、キリスト教民主同盟(CDU)が得票率43・4%(前回32・0%)で圧勝し、第1党の座を維持した。ショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)は16・0%で前回の27・3%から大きく下げ、大敗した。
ショルツ氏は、ロシアが侵攻したウクライナへの武器供与などの対応で慎重姿勢が目立ち、批判が高まっていた。
国政で連立与党の一角を占める環境保護政党「緑の党」が18・3%(同12・9%)とSPDを上回り、第2党に躍進。同じく連立を組む中道の自由民主党(FDP)は6・4%(同11・5%)だった。
難民らの受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は4・4%(同5・9%)で議席を失った。(共同)