将棋の渡辺明名人(38)=棋王=に斎藤慎太郎八段(29)が挑戦している第80期名人戦七番勝負の第3局が7、8の両日、福岡市で指され、後手の斎藤八段が134手で勝ち、対戦成績を1勝2敗とした。
今シリーズは渡辺名人が3連覇、2期連続挑戦の斎藤八段は初の名人獲得をそれぞれ目指す。
第4局は19、20の両日、山口市で行われる。
終局後、斎藤八段は「ずっと苦しい将棋だった。次(第4局)は早くあるので本局を反省して次に生かせるようにしたい」、渡辺名人は「終盤、方針が決まらずに指してしまい、悔いが残る。(第4局は気持ちを)切り替えていきたい」と、それぞれ話した。