柔道の全日本強化選手選考会最終日は8日、東京都文京区の講道館で男子7階級が行われ、90キロ級は田嶋剛希(パーク24)が決勝で2016年リオデジャネイロ五輪覇者のベイカー茉秋(日本中央競馬会)を破って優勝した。延長戦の末、一本背負い投げで技ありを奪って優勢勝ちした。
100キロ超級は松村颯祐(パーク24)、73キロ級は大吉賢(了徳寺大職)、60キロ級は近藤隼斗(国士舘大)が制した。
大会は新型コロナウイルス禍で中止になった1月の講道館杯全日本体重別選手権の代替として実施。8強進出者は10月の講道館杯出場資格を得た。昨夏の東京五輪代表や10月の世界選手権(タシケント)代表は出場を免除された。