北朝鮮メディアは8日朝、東部新浦沖の日本海で7日午後に行った潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる短距離弾道ミサイルの発射について報じなかった。北朝鮮は4日にも弾道ミサイルを発射したがこれも依然伝えておらず、2回続けて公表しない状況になった。
韓国では10日に保守の尹錫悦政権が発足し、20日にはバイデン米大統領の韓国と日本の訪問が始まる。日米韓は、北朝鮮がこうした重要日程もにらんで引き続きミサイルを発射したり核実験を行ったりする可能性があるとみて警戒している。
日本政府によると、7日に発射されたのは1発で、約600キロ飛行し最高高度は約50キロ。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。(共同)