サッカー女子のYogibo WEリーグは8日、相模原ギオンスタジアムなどで行われ、首位INAC神戸がノジマ相模原に3―0で快勝して勝ち点を47に伸ばし、初優勝を決めた。2位三菱重工浦和は勝ち点38で、残り2試合での逆転の可能性がなくなった。
INAC神戸は田中が2得点し、成宮も加点した。ここまで首位を独走し、15勝2分け1敗で初代女王となった。
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前半、先制のゴールを決めるINAC神戸・田中美南(奥)=相模原ギオンスタジアム(撮影・蔵賢斗)
日本初のサッカー女子プロリーグのWEリーグは競技力向上や女性活躍社会のけん引役となることを目指し、昨年9月に開幕。1シーズン目は11クラブが参加している。
INAC神戸には、女性職人がつくったガラス製の優勝トロフィーが渡された。
女性の活躍を妨げる「ガラスの天井」から着想を得て、WEリーグの岡島チェアらが蹴ったサッカーボールで、一度壊したガラスが材料になっている。ねじれた形は世界一を目指すWEリーグの「上昇する力」を表現。INAC神戸の中島主将はトロフィーを受け取ると高く掲げ、喜びを表した。