深層リポート

茨城発 レンコン消費も日本一目指せ 土浦市が担当を置き本腰

奥に見える霞ケ浦湖畔沿いに広がるハス田=4月25日、茨城県土浦市田村町(谷島英里子撮影)
奥に見える霞ケ浦湖畔沿いに広がるハス田=4月25日、茨城県土浦市田村町(谷島英里子撮影)

JAと協力

市は水郷つくば農業協同組合(JA水郷つくば)の協力も得た。営農部れんこん課の山口崇一課長は「農家との距離が近いJAと、日ごろから広報戦略を立てている行政の強みを生かしてPRしたい」と、市の取り組みに期待している。

JA水郷つくばはレンコンを使ったレトルトカレーや乾麺などを販売しており、商品開発のノウハウを伝えることも可能だという。

安藤市長は「生産量日本一は揺るぎないが、消費でも加工でも日本一になる」と力強く語った。スタートを切ったばかりのれんこん担当。大々的なPR活動はこれからだ。

茨城県土浦市】 日本で2番目に大きい湖「霞ケ浦」の西に位置し、東京から60キロ圏内、成田国際空港から約40キロにある茨城県南の中核都市。特産物にはレンコンのほかに花卉(かき)のグラジオラスやアルストロメリア、果樹のナシがある。現在は市内の湖岸沿いなどに整備された自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」を軸に自転車のまちとしてもPRしている。

記者の独り言】 レンコンの収穫を体験したことがある。泥の中から大物を掘り起こしたときは宝石でも見つけたような気分で、味は格別。一気に虜(とりこ)になった。土浦市にはレンコンを使った料理を提供する飲食店が多く、ゴロゴロ入ったカレーや粉末を練りこんだ麺で作るラーメンを味わうことができ、肉よりも主役だとうかがえる。全国の自治体でさまざまなPR合戦が繰り広げられる中、日本一の担当者には「レンコンのスペシャリスト」として、市民をわくわくさせてほしい。(谷島英里子)

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