上海、大学入試を1カ月延期 コロナ感染拡大受け

封鎖されたマンション敷地内でPCR検査を受ける住民ら=3日、中国上海市(共同)
封鎖されたマンション敷地内でPCR検査を受ける住民ら=3日、中国上海市(共同)

【北京=三塚聖平】新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)を1カ月以上続けている中国の上海市は7日、「高考(ガオカオ)」と呼ばれる全国統一大学入学試験を1カ月延期すると発表した。現在の感染状況を受けた判断だと説明している。感染拡大を徹底的に押さえ込む「ゼロコロナ」政策の影響が広がっている。

「高考」は中国各地で6月上旬に予定されているが、上海のみ7月7~9日に遅らせるという。湖北省武漢市を中心に感染拡大が続いた2020年には全土で1カ月延期されている。日本の大学入学共通テストに近いが、基本的にこの結果のみで大学の合否が決まる仕組みがとられている。

今月6日には、浙江省杭州市で9月に開催予定だった第19回アジア競技大会の延期が発表されたばかり。習近平総書記(国家主席)はゼロコロナ政策の「堅持」を強調しており、今秋に中国共産党大会の開催を控えていることもあり緊張が増している。

北京市でも新規の感染確認が続いており、多くの日系企業が拠点を置いている中心部の朝陽区では、全住民を対象とするPCR検査がほぼ連日続いている。

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