北朝鮮の核実験準備、月内にも完了 米分析「同盟・友好諸国と緊密連携」

4月25日に撮影された北朝鮮北東部豊渓里の核実験場の衛星画像。画面中央にバレーボールをする作業員とみられる姿が写っている(CSIS/Beyond Parallel/ⓒAirbus DS 2022提供・共同)
4月25日に撮影された北朝鮮北東部豊渓里の核実験場の衛星画像。画面中央にバレーボールをする作業員とみられる姿が写っている(CSIS/Beyond Parallel/ⓒAirbus DS 2022提供・共同)

【ワシントン=大内清】米国務省のポーター報道官は6日の電話記者会見で、北朝鮮が北東部の豊渓里(プンゲリ)で進めている核実験の実施準備が月内にも完了するとする米政府の分析を明らかにした。20~24日にはバイデン大統領の日韓訪問が控えており、北朝鮮がそのタイミングを狙って核実験を強行する可能性も指摘されている。

北朝鮮が実際に核実験に踏み切れば、2017年9月に行った6回目の核実験以来となる。ポーター氏は「この分析は北朝鮮側の公式な声明と合致するものだ」とした上で、北朝鮮による核実験の準備に関する情報は「同盟・パートナー諸国と共有しており、引き続き緊密に連携していく」と強調した。

北朝鮮の金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党総書記は、25日に平壌で行われた軍事パレードでの演説で、「核戦力を最大の急速度で強化・発展させるための措置を取っていく」と表明していた。北朝鮮は今年に入り、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含め、13回にわたってミサイル発射を繰り返しており、トランプ前政権下の18年に宣言した核・ミサイル実験の「モラトリアム(一時停止)」撤回を鮮明にしている。

会員限定記事会員サービス詳細