南太平洋の多国間訓練、自衛隊が初参加 中国の海洋進出念頭に

防衛省外観=東京都新宿区(川口良介撮影)
防衛省外観=東京都新宿区(川口良介撮影)

防衛省統合幕僚監部は6日、南太平洋のフランス領ポリネシアに駐留するフランス軍主催の多国間訓練「マララ22」に初めて参加すると発表した。島嶼(とうしょ)部での人道支援や災害救援を想定し、8~19日の日程で日仏を含め計18カ国が参加予定。

フランスは太平洋地域に領土を保有し、中国の海洋進出を念頭に周辺への関与強化を図っている。日仏は安全保障協力の拡大で合意しており、こうした訓練を通じ、連携の幅を広げたい考えだ。

防衛省によると、今回は統合幕僚監部や海上自衛隊、陸上自衛隊の5人を派遣。訓練は平成14年から隔年で開かれており、駐留フランス軍司令官からの招待で初参加が決まった。

太平洋の島国をめぐっては中国が4月、ソロモン諸島と安全保障協定を正式締結したと明らかにした。米国などが影響力拡大に懸念を表明。日本も、ソロモン諸島に上杉謙太郎外務政務官を派遣した。

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