中国脅威、国際社会共有を 台湾訪問の自民青年局

台湾北部・桃園市の軍施設で演説する蔡英文総統=3月(総統府提供・共同)
台湾北部・桃園市の軍施設で演説する蔡英文総統=3月(総統府提供・共同)

台湾を訪れている自民党青年局訪問団の鈴木憲和局長代理が6日、台北市で記者会見し、中国の軍用機が連日のように台湾の防空識別圏に進入していることについて「自分のこととして認識しなければならないとの危機感を持っている」と述べ、中国の脅威に関する認識を国際社会で共有するよう働きかける考えを表明した。

台湾の環太平洋連携協定(TPP)への加盟については「後押ししたい」と改めて表明。世界保健機関(WHO)などの国際機関への参加も支持していくとした。

訪問団メンバーの西野太亮衆院議員の新型コロナウイルス感染が5日に判明。西野氏や接触者らは隔離され、一部日程をキャンセルした。

一行は5日に蔡英文総統と会談したほか、4日には2020年に死去した李登輝元総統の墓参りを行った。

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