岡山市の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生の男性(41)が、日本人従業員から繰り返し暴行を受けたとして会社と受け入れを仲介した監理団体に謝罪と補償を求めた問題で、会社と団体が謝罪し、解決金を支払うことで合意したことが6日、男性を保護した労働組合などへの取材でわかった。
監理団体「岡山産業技術協同組合」(岡山市中区)は同日、示談成立を認めた上で「監理団体の役割と責任を再確認し、技能実習の適正な実施と技能実習生の保護に努める」などとするコメントを出した。建設会社「シックスクリエイト」(岡山市南区)の代理人を務めた弁護士も取材に、示談金の支払いで合意したことを認めた。