NY株、1063ドル下落 金融引き締めへの警戒再燃

ダウ工業株30種平均の急落を伝えるニュースが映し出された画面=5日、ニューヨーク証券取引所(ロイター)
ダウ工業株30種平均の急落を伝えるニュースが映し出された画面=5日、ニューヨーク証券取引所(ロイター)

【ワシントン=塩原永久】5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前日比1063・09ドル安の3万2997・97ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを加速させるとの警戒感が再燃。下げ幅は2020年6月以来、約1年11カ月ぶりの大きさだった。取引時間中に下落幅が1300ドルを超える場面もあった。

FRBが0・5%の利上げを決めた4日は、パウエルFRB議長が0・75%の引き上げを積極的に検討していないとの発言が好感され、相場は930ドル以上、上昇していた。

5日は一転し、インフレ抑制のためFRBが引き締めを加速せざるを得なくなるとの見方が再び強まり、投資家心理が悪化した。米長期金利の指標となる10年債利回りが一時3・10%台まで上昇しことも、リスク回避の売りを誘った。

ハイテク株主体のナスダック総合指数も急落し、終値は647・17ポイント安の1万2317・69だった。下げ幅は20年3月以来、約2年2カ月ぶりの大きさ。

個別銘柄では、IT大手のアップルや、住宅用品販売のホーム・デポなどの下げが目立った。

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