大津の園児16人死傷事故3年 「小さな命守る」園長ら献花

保育園児ら16人が死傷した事故から3年を迎えるのを前に、現場近くで献花した後、一礼する園長=6日午前、大津市
保育園児ら16人が死傷した事故から3年を迎えるのを前に、現場近くで献花した後、一礼する園長=6日午前、大津市

大津市の交差点で令和元年5月、車2台が衝突し、保育園児ら16人が巻き込まれて死傷した事故の発生から8日で3年を迎えるのを前に、園長や大津署長らは6日、現場近くで献花し、黙禱(もくとう)をささげた。

この日は、滋賀県警の警察官や県職員ら約50人が、周辺の保育園と幼稚園の園児らが散歩ルートとしてよく利用する市内5カ所の交差点に立ち、「子ども守ろう!」と記されたプレートを手に注意喚起した。大津署の時田保徳署長は「決して風化させてはならない。小さな命を守る取り組みが大津から全国へと広がってほしい」と話した。

事故は午前10時15分ごろ発生。交差点を右折した乗用車が直進の軽乗用車と衝突し、その弾みで軽乗用車が歩道にいた散歩中の園児らの列に突っ込んだ。園児2人が死亡、園児と保育士計14人が重軽傷を負った。

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