米NBCテレビは5日、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、4月に沈没したロシア黒海艦隊の旗艦モスクワは米国からの情報を基にウクライナ軍が巡航ミサイル「ネプチューン」2発で攻撃したと報じた。米当局者の話として伝えた。米国は攻撃について事前に知らされず、決定にも関与していないという。
NBCによると、港湾都市オデッサの南方の黒海を航行していた艦船について、ウクライナ軍が米側に情報提供を求めた。米側は旗艦モスクワと特定して位置を確認。その後、ウクライナ軍が狙ったという。
ロシア国防省は4月14日に旗艦モスクワの沈没を明らかにした。ウクライナ側はネプチューンで攻撃したと発表し、米国防総省高官も2発の命中を確認したとしていた。(共同)