雪の残る白山が夕日に赤く染まり、まあるい月が東の空に。石川県加賀市、柴山潟沿いの遊歩道でそんな絶景を眺めながらジョギングを楽しんだ。偶然にも3年前にお会いした観光ボランティアの人と遭遇。カメラ片手に「今日の景色はパンフレットにも使えそうです」とうれしそうだった。
4月17日、3年ぶりの開催となった加賀温泉郷マラソンにゲストとして招かれ、久しぶりの市民マラソンに〝ちむどんどん〟(ワクワク)。スタート前のあいさつで、「開催してくれた大会事務局の皆さん、宮元(陸)市長、ありがとうございます」と話すと、スタートラインに並んだおよそ1800人のランナーたちからも大きな拍手が。皆、待ち望んでいたんだな。
この日は気温が高く、片山津温泉、山代温泉、山中温泉の市内3つの温泉郷を回るアップダウンのコースもきつい。私はコース途中で応援した後、フィニッシュ地点でランナーの皆さんを待っていた。すると、へとへとになりながらも、ゴールした後に、走ってきたコースを振り返って一礼するランナーが多かった。走らせてもらったことへの感謝の気持ちが、自然と表れたのだろう。