衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会

尖閣諸島を含む東シナ海上空(鈴木健児撮影)
尖閣諸島を含む東シナ海上空(鈴木健児撮影)

国会議員らでつくる安全保障議員協議会(会長・久間章生元防衛相)は5日、沖縄・宮古島のホテルで記者会見し、衆院議員2人と尖閣諸島(沖縄県石垣市)の海上視察を試みたことを明らかにした。天候不良で断念したという。2人の氏名や所属は明らかにしなかった。

同協議会が中心となり、尖閣諸島の現地映像をインターネット上で配信する計画を進めており、その一環で視察を行う議員を募ったところ衆院議員2人が応じた。宮古島からチャーター船で出発し、2人が視察するとともに協議会のスタッフがドローンによる上空からの現地撮影を行う予定だった。

会見した同協議会の鍋田俊久事務局次長は、「尖閣諸島で何が起きているのか、多くの人と共有することが結果として国の安全保障につながる」と述べ、次の機会も設ける考えを示した。

同協議会は、尖閣諸島周辺で軍事的圧力を強める中国の行動に関し、問題意識を喚起するため、昨年秋にも尖閣諸島の撮影と視察を計画したが、スケジュール調整などが難航して延期されていた。

国会議員による尖閣諸島の海上視察が実現すれば、平成24年に自民党の山谷えり子元拉致問題担当相や新藤義孝元総務相ら超党派の国会議員8人が行って以来とみられる。9年には西村真悟元防衛政務官が尖閣諸島の魚釣島に上陸したこともある。

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