長野放送・アナウンサーコラム

大谷香奈絵「世界平和を願うのならば…」

大谷香奈絵アナウンサー
大谷香奈絵アナウンサー

「この青さ…ウクライナの空の色。早く戻ってほしいです。」

満開のオオイヌノフグリの写真に添えられていたこの言葉。「NBSみんなの信州」内の視聴者の皆さんの写真を紹介するコーナーに投稿していただいた一枚です。ウクライナがロシアの侵攻を受け続け2カ月余り。多くの人が心を痛めています。

県内でも高森町でウクライナからの避難民受け入れが始まったり、支援金を募るための演奏会が開かれたり、支援の輪が広がりつつあります。一方で、私には何もできることがないと心苦しく思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ふと、こんな言葉を思い出しました。「世界平和を願うのなら、まずは、自分の家族を愛してください。愛しい人を守ろうと決心すれば、おのずと行動も決まり、世界平和が訪れる」。

学生の頃、インドで、差別を受けている人たちが住む村でトイレ作りを手伝った際、現地の男性が話してくれた言葉です。彼は危険と隣り合わせの中、差別や核の廃絶運動を続けています。それはすべて、愛しい家族が幸せに生きるためだと。

「世界平和」というと、どこか大それていて自分の力ではどうにもならないような気がしますが、彼の生きる原点の言葉が、今また深く心に響いています。

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