鑑賞眼

「SONGS&FRIENDS」SKYE 音楽のバトンは渡された

「SONGS & FRIENDS」で熱唱する松任谷由実、木村カエラ、JUJU(前列左から)=横浜市(C)西岡浩記
「SONGS & FRIENDS」で熱唱する松任谷由実、木村カエラ、JUJU(前列左から)=横浜市(C)西岡浩記

作編曲家の武部聡志(65)がプロデュースした企画コンサート「SONGS & FRIENDS」をパシフィコ横浜国立(こくりつ)大ホールで聴いた。

武部は、シンガーソングライター、松任谷(まつとうや)由実(68)のコンサートの音楽監督や斉藤由貴、一青窈(ひとと・よう)らの編曲、プロデュースなどで知られる。

この企画コンサートは「100年後に残したい音楽」をテーマに平成30年に始まり、これまで荒井由実「ひこうき雲」、小坂忠(ちゅう)「ほうろう」、佐野元春「Café Bohemia(カフェ・ボヘミア)」と名作アルバムの世界を多彩なミュージシャンがライブで再現する内容で3回開催された。

今回はアルバムではなく人に焦点を当て、〝音楽のDNA〟が次の世代へと確実に引き継がれていることを伝えた。

焦点を当てた「人」は、SKYE(スカイ)だ。昨年デビューした4人組の新進バンド。といってもメンバーは鈴木茂(ギター)、小原礼(ベース)、林立夫(ドラム)、松任谷正隆(キーボード)。日本の軽音楽、とりわけニューミュージックと呼ばれた音楽の礎を築いた重鎮たちだ。全員70歳。

松任谷をのぞく3人が高校時代に組んでいたバンドが原型。昨年〝プロデビュー〟する際、林が松任谷を誘った。

コンサートは、まず土岐(とき)麻子(46)の「Gift~あなたはマドンナ」で開幕。さかいゆう(42)、木村カエラ(37)、JUJU(ジュジュ)、ポルノグラフィティら30~40代の中堅歌手らが続々と登場。海外の音楽マニアから〝日本のシティポップ〟、すなわちニューミュージックが注目されている現状などを歌の合間に語り合い、SKYE世代の偉業をたたえた。

続いて作編曲家、本間昭光(57)と、本間が編曲など手掛ける2人組、いきものがかりのリーダー、水野良樹(39)が登場。

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